2009年8月14日金曜日

読書:浦沢直樹「PLUTO」

PLUTO、第8巻を読んだ。

長い話でようやく最終章が出た

この漫画のオリジナルは「鉄腕アトム~地上最大のロボット~」でPLUTOはこれのリメイクバージョンだ。

ストーリーの軸は世界最大の7体のロボット(モンブラン、ノース2号、ブランド、ヘラクレス、エプシロン、ゲジヒト、アトム)が次々とPLUTOによって破壊され、終盤でアトムが生みの親の天馬博士によって復活するというもので、PLUTOは別に作られたボラーというロボットによって破壊されるというもの。

元の漫画は短めでさらに話もわかりやすかったがPLUTOは長編で話も複雑になっている。また、元の漫画はアトムが中心だがPLUTOではゲジヒト、アブラー、などアトム以外のキャラクター、人物の視点でストーリーが描かれているのでまた違った漫画の味わい方ができる。

さて、最終章の第8巻

クライマックスなだけに読むだけで興奮する。

アトムの復活、アブラー博士とゴジ博士の正体、ボラーの登場、アトムとプルートゥの対決、ゲジヒトの記憶などそれまでわからなかったりあいまいだった話がここで遂に明らかになるのである。

でも話も結構複雑だしわかりにくいところもある

まずボラーは実はゴジ博士でそしてゴジ博士とアブラー博士が同一人物でかつ天馬博士によって作られたロボットだったということ、結構こんがらがってくる。

あと話の最後、ブラウ1589(PLUTOに出てくるロボット、最初に殺人を犯したロボットであるという設定)が脱獄してトラキア合衆国のとある部屋、大統領のマザーコンピュータ、Dr.ルーズベルトを破壊するというところで終わるがブラウ1589がどうやってベルギーの矯正キャンプから脱獄してトラキアまで来たのか、またゲジヒトは本当に記憶を改ざんされたのかなどの疑問がある。

あとこれは何かモデルっぽいところがある

例えばトラキア合衆国、あれは首都がニューワシントンということからアメリカ合衆国がモデルじゃないかと(あとアレクサンダー大統領もブッシュ大統領っぽい)、あとダリウス14世、あれはどうもかつてのフセイン大統領っぽい

あと気になったことがあるがあれに出てくる国名や地名がどうも中東ものが多いような気がする(例えばエデン、トラキア、ペルシャなど)

面白いけど結構謎の多い漫画であるとも感じた。

あとこの漫画でのメッセージでも結構深いものがある

「憎悪からは何も生まれない」

これはゲジヒトが最後に残した言葉だが、やはり憎悪の感情は最後に何も残らないだろう

憎悪によって傷つけ、殺しあう

そして悲しみと憎悪が起こり、その繰り返し

最後には何も残らない

憎悪がなくなる日が来るのだろうかと最後にアトムは言っている

ちょっと俺の主観も入ったけど、このPLUTOはぜひとも読むべき漫画であると俺は思う。

自信をもってお勧めしたい。

はたしてロボットが感情を持つ日が来るのだろうか

ロボットが感情を持ったら、また何か大きな問題が起こるのだろうかと気になる

PLUTOにはそのメッセージがあるのだろう

主観申し訳ない

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